重岡くんに恋をして、失恋した話。
どうも!!!!しがないJr.担です!!!!
今日はある人を突然好きになって、そうして失恋した話をしたいと思う。
その『ある人』とは、ジャニーズWESTの重岡大毅くんである。
失恋したと言っても担降りとかファンサ貰えなかったガン萎え~とかいう次元ではなく概念的な失恋なので、意味わからん新規が何言ってんねんってなったらブラウザ閉じて放っておいてあげてください。感情を留めておくために衝動的に書き殴ってるので……ワードに多様性がない……あと無駄に長い……コンサートのことだけ書こうとしてたのになんで?
まず、わたしが重岡大毅くんのことを本格的に好きになったのは2018年の年末。例のマイク事件の『プリンシパルの君へ』を偶然ツイッターで見て「え、なんて暖かくて優しくていいグループなの……?」と動画を見始め、年末のストレスも相まって気付いたらウェスティバルのDVDを手に取り、極めつけにはそれまで普通に気になっていた『宇宙をかけるよだか』を見て、もうズブズブだった。ちなみに何年か前に『溺れるナイフ』を見た時も一度恋済みだったけど、その時はジャニーズではない沼にいたから、何だか怖くて近寄れなかった。
そもそも重岡くんは演技作品の役どころのせいか”ガチ恋枠”として括られているイメージがあって、わたしも例に漏れずいわゆる”リアコ!”みたいな感じで捉えていた。
でも『乗り越しラブストーリー』を見て、わたしの中の全てが変わった。
なんでこの人、こんなに楽しそうに笑いながら歌うんだ?緊張もしているはずなのに、どうしてこんなに力強く歌に魂を乗っけられるんだ?これがジャニーズのアイドルなの?
気付いたらぶわーっと泣いてて、もう一回巻き戻して見ても、何回繰り返してもその感動は変わらなくて、ああ、これが恋なのかもしれない、なんてぼんやりと感じた。こうして書いてみるとえらい唐突やな。しかもなんと、これを重岡くんが作詞したらしい。「アダムとイブも二度見しとったやろ」……………???天才か……………???
それから何を見ても、チャームポイントの歯をむき出しにしながら歯ぐきを見せる重岡くんのとびっきりの笑顔が、ステージの上で何度も、しかも歌っているときにも飛び出すことが信じられなかった。わたしがそれまで応援していたアイドルだってステージの上で楽しそうに笑うけど、こんな「地球上で俺が一番楽しんでる!」なんて顔じゃなかったし、ましてや歌ってるときは人の目を嫌というほど意識しているだろうし、自然になんてよっぽど難しい。
でも、この人はそれをやってのけてしまうのだ。マジで天才だ。天からの才能と言う他ない。
バラードやバリバリのダンス曲を歌う時だってそう。わたしはWestivalのシズマイ→何万回だって「君が好き」の流れが死ぬほど好きなんですが、どこが好きかって、とにかく重岡くんの天性の魅力が溢れているところで。シズマイではカッコよく見せなきゃいけないはずなのに、他の人のパートのときは後ろでニコニコ笑っていて「し、しげちゃん~~~」って思ってたら、自分のパートではばっちりソウルフルに決めてくる。加工された重岡くんの声が意味わかんないくらいサイコーなのは置いておいて、最中のその笑顔でさえ「ここに立っているのが楽しい!」って顔で。歌うことをこんなに楽しめる人っている……?
何万回だって「君が好き」も、心の底から楽しい!って表情と感情を全部ぶつけてやろうと寄せられた眉が交互に見られて、もうこっちの情緒はぐちゃぐちゃだよ……好き……
今まで見た中で一番アイドルらしくないアイドル。それなのに、こんなにも心が惹かれる。わたしの中の”アイドル”という世界がガラガラと崩れていく音がした。
それからありとあらゆるインタビューや動画を見られるだけ見て、どんどん重岡くんへの気持ちは加速していった。
目の前の一瞬一瞬を全力で楽しむところ、「会場にいる全員の心に刺さるライブがしたい」としきりに口にするところ、言葉のひとつひとつが真っ直ぐなところ、独特の感性を持っているところ、ふざけすぎちゃうけど根が真面目なところ、少し神経質なところ、無限実行でコツコツと努力をして完璧に仕上げてくるところ、「好きなことをやっているから飽きない」と言うところ、もうどれだけ書いても彼のいいところは書ききれない。それほどに人間としてもアイドルとしても彼は人の心を揺さぶってくるのだ。根っからのアイドル厨なのに、アイドルらしくない部分を見るたびに「好き……」って言ってしまう。なんでや……悔しい……かわいいんだもん……
そんなこんなで毎日色んなDVDを見たりレポを見たりしながら「いつかライブ行きたいなー」くらいのテンションで噂の夏コンやドームを楽しみにしていた。
でもこの前めちゃくちゃに落ち込むことがあって、それはもう人生で三本の指に入るレベルのやらかしだったんだけど、生きてる価値あんのかなってくらいにネガティブをかましまくっていた。
そんな時に『間違っちゃいない』を聴きながらふと「わたしはこれを生で聴けないまま死んでしまうんだろうか」と思った。この曲への個人的な想いは書ききれないというのは置いておいて、とにかく満面の笑みでピアノとマイクで心を伝える重岡くんに恋をしていたわたしは、この曲を聴けないことを一生後悔するかもしれない、と直感じみたものを抱いた。
そこからとにかく「聞ければいい…席はどこでもいいから…」とチケットを探しまくって、なんと本当にありがたい御縁で譲っていただけた。しかも彼らの地元である大阪。DVDでめちゃくちゃ楽しそうだった大阪だ……と泣きながら夜行バスのチケットを取って、セトリや流れも逃さないようにしっかり頭に叩き込んで、そうして当日を迎えた。立見だったけれど本当にありがたいことに整理番号がめちゃくちゃ良かったので、柱の間の最前という最高のポジションで初めてのコンサートを見ることができた。あとみんないい人。初めてだからっていろいろ教えて下さったりポジション分けて下さったり……優しい……
そしてついに、ドキドキと興奮が収まらないままコンサートの幕が開いた。メインステージの風船からバーンとメンバーが飛び出してくる。
マイクを持つ重岡くんの姿がふと見えて、わたしは確信した。
あ、これは失恋だ。
ここまで読んでる人がもしいたら、もう何のことかさっぱりだとは思うんだけど、本当にそうだったんですよ。これまで数え切れないくらいの現場を通ってきたけど、アイドルを目の前にして初めての感情だった。
手が届かない雲の上の存在、というのはもはやどのアイドルに対しても自明だけど、それとは少し違う感覚で。なんと言えばいいんだろうか。
例えるならば、話したこともない高校の先輩に片想いをしているような。自分が彼女になりたいわけでも知り合って仲良くなりたいわけでもなく、だけど誰のものにもなってほしくない。誰かの欲望とかいう汚いものに囚われてほしくない。”ステージ”、”表現”、そんな目に見えないものに恋焦がれている重岡くんのことが好き。
そんな気持ちになった。だから、実らないことを前提に恋をしてる気分になったというのが正しいかもしれない。でも好きでいたいんだよね……この恋情を大切にくるんで見える場所に飾っておきたいの……
だからか分からないけど、コンサートは終始、すごく楽な気持ちで重岡くんを見ることが出来た。誰かにファンサをしていても全く悔しくなんてならないし、むしろトロッコからアリーナに手を振っている笑顔は誰が見ても百点満点のアイドルだったからそんな人を推せていることが嬉しかった。特定の誰かじゃなくて、担当なんか関係なく会場にいる全ての人を自分の幸せの渦に巻き込んでいく姿が眩しくて、思わず涙が出た。
バーっと先陣を切って花道を駆け抜けていく重岡くんは、前しか見えていない。絶対に後ろを振り返らない。
そんなところも好きだ。誰よりも一番人間らしく在るのに、人間からは一番離れている生き物。神様に愛されている存在。もしかしたら現実は全然違うのかもしれないけど、私たちの目に映るステージ上の『ジャニーズWESTのセンター・重岡大毅』にはそんな印象を抱いてしまう。でも不思議と置いていかれてるという寂しさはなくて「離れんように背中掴んどけよ!」って言われてるような、そんな頼もしさもある。そんなの……好きじゃん……
そして何より、これを聴くために行ったといっても過言ではない『間違っちゃいない』の重岡くんは、やっぱりわたしが好きになった重岡くんそのものだった。キーボードの鍵盤を全身で力強く叩きながら、マイクを通して魂を伝える彼は美しく、それでいて人間らしい。後ろ姿からだったけど、流れるようなグリッサンド(というらしい)をかます背中からも「歌うことが楽しい!」とい感情が溢れていた。ふとモニターを見るとやっぱり想像通り、今この瞬間が好きでたまらない!という顔をしていた。
ひえ~好きだ!やっぱりどうしたって、この人にはかなわない。
絶対に忘れることのない記憶のひとつとして自分の中に刻まれたそれを、重岡くんの言葉通り「辛いときにはこの光景を思い出して」頑張ります……ありがとう……。今でも怖いくらいに息遣いから指の動きまで全部を思い出せる。絶対に死ぬまで忘れたくない。
それから、唯一無二の人だな、と改めて。もちろん他のメンバーだってそうなんだけど、正直重岡くんに関しては「不安定かも」と感じることが多かった。ダンスだって神ちゃん濱ちゃんほど上手くないし、歌だってしゃべりだってファンサだってそう。重岡くんより音が合う人はいっぱいいるし、ダンスをかっこよく決められる人も、場の進行をうまくできる人、アイドル極めている人、顔がカッコいい人もたくさんいるかもしれない。
でもやっぱり私は、魂が耳から入り込んでくるような重岡くんの歌がどうしようもなく好きだ。リズムに乗っていることが伝わるダンスとか、誰かじゃなくてみんなに平等でいるところとか、クシャッと楽しそうに歯を見せるところとか、そんな一つ一つがたまらなく好きだって実感させられた。もうわたしの語彙力ではとても書ききれない……書けば書くほど薄くなってしまうのが悔しくて悲しくて仕方ない。
そうしてアンコールの「俺たちがー!!!」の肉声まで、もうノンストップで丸ごと恋。あんなキラキラした人に出会えてよかった〜って、好きになってから何回思ったか。そんなの数えるだけ野暮だ。
私たちが伸ばした手を重岡くんはするりとすり抜けるけど、伸ばしたことは絶対に後悔させてくれない。だからまた彼から離れられなくなるんだろう。背中の服くらいは握らせてくれそうだけどそんなんじゃ全然減速しないだろうし、何というか、これからもこちらの持つ理想像に囚われた『らしさ』じゃない重岡くん『らしさ』を貫いていってほしい。そのままの重岡くんがそのままでいることが私たちの一等級の幸せだから。
以上がわたしの一目惚れから失恋における一連の流れである。多分これからもずっと、ステージに立つ重岡くんを見るたびにこんな風に苦しくなるくらい「好き」を実感するんだろう。切ないけどそれ以上に幸せだし、ひとつだけ確かなこともある。
あのとき、ステージの上の重岡くんに恋をして良かった。
重岡くんのおかげでたくさんのかけがえのない言葉に出会えたし、自分の中に新しい感情も生まれた。それって簡単に聞こえるけれど、きっと想像の何倍もすごいことだ。
今を精一杯大切にして前だけを見つめながら、風をも追い抜く重岡くんの行く先はどこなんだろう。これからも楽しみで仕方ない。願わくば一緒にその景色を見られますように!
あ~~やっぱり好きだな……………振られてるけど……………